INFATUATOシンドローム 2
龍虎「……お前は俺を美化しすぎだ」
と言われてしまった。
翼「授業を優先させろなんて言うのは、真面目ちゃんだけだよ」
しかも翼にまで。
雪「いいからさっさとタイマンしろ」
しかし雪くんからは催促の言葉が来た。
あぁ!そうだよね!タイマンするまでに来たのに始めなかったら意味ないよね!
璃夢「それじゃあお願いします!」
ポケットからゴムを出そうとしたが、髪が短くなったことを思い出し、ポケットから手を抜いた
そうだった、そうだった。ショートカットになったから縛らなくてもいいんだった
しばらくは慣れそうにないな
龍虎「……本気でいいんだな?」
璃夢「はいっ!手を抜かれて勝っても嬉しくないですから!」
龍虎「フッ、勝つ前提なんだな」
もちろん!戦う前に負けることなんて考えてたら勝てるものも勝てないもん!
龍虎「膝を先に着いた方が負けだからな」
璃夢「はいっ!」
そして両者睨み合い…先に仕掛けたのは
私だ
月城先輩はガタイがいいからパンチひとつ当たったぐらいじゃ勝てない。
まずは体力を消耗させるために、攻撃させるんだ!
そう作戦を立てた私はまず自分から向かい、反撃されるのを狙った
シュッ
案の定、私のパンチは軽々と避けられた
そこから体勢を立て直し、攻撃を受ける体勢になった
すると月城先輩は私に殴りかかってきた。