INFATUATOシンドローム 2




っ!!待って!?月城先輩ってもしかしてっ!


璃夢「っ」


私は寸でのところで月城先輩の攻撃をかわした


月城先輩はボクシング経験者だっ!早いし、何より重みがある。あんなの受けたら骨折れちゃう!


私は作戦を変えて、月城先輩から距離をとった


迂闊に近づくと狙われやすくなる。ボクシングの正式試合ではないから…タックルするのが一番勝ちやすい…けど…


私は月城先輩を…動きや構え方をみて考えた


ただのボクシングか…はたまたキックボクシングか…。キックボクシングをしてる人にタックルしたって蹴り入れられて一発KOだ…。


龍虎「どうした?もう来ないのか」


うっ、これ挑発してくる作戦だな?けど私、挑発に乗ることは今まで無かった…はず!だから無駄ですよ!


龍虎「やはり怖気づいたか?」


璃夢「んなわけないでしょ!?」


《さっそく挑発に乗った》

考えても無駄だしもういってやれ!足と拳に気をつけながらタックルだ!


そしてタックルするために走って近づくと、狙っていたかのように月城先輩が足を出した


っ!キックの方かっ!

これもまた寸でのところでよけ、なんとか攻撃を受けることは無かった





しかしそれからどんどん体力は削られ、強烈なキックを受け、横に吹っ飛んだ


璃夢「っっ」


そして私は、屋上の手すりに体をぶつけた


璃夢「っ〜!!」


めちゃくちゃ痛いんだけどっ!蹴られた方とぶつかった方でサンドイッチだよっ!

何あれ!?キックの威力半端ないっ!

きっとあれでも月城先輩は手加減してくれている。だから骨が折れなかったんだ





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