INFATUATOシンドローム 2
璃夢「じゃあタイマンは僕の勝ちですね!」
龍虎「ははっ、決着はまだついてないぞ?」
『タイマン張った理由は男の証明か?』と笑った
けどね、本当に私の勝ちなんだよ
璃夢「だって月城先輩、膝どころか全身地面につきましたよね?」
私は、引き上げられた時も月城先輩の上、今だって月城先輩の膝の上に綺麗に乗っかっている。
体のどこも地面に触れてないのだ
璃夢「だから僕の勝ちです」
それにできればもう月城先輩とタイマンはしたくない。やるならもっともっと強くなってからじゃないと!
龍虎「クッ、ハハハハッ!」
璃夢「っ!」
なんと、今まで無表情だった月城先輩が大笑いしたのだ。
えっ?えっ!?そんなにおかしなこと言ったかな!?
龍虎「確かにそうだな。膝がついた方が負けと言ったのは俺だもんな。」
そう言うとポンッと私の頭に手を乗せ
龍虎「お前の勝ちだ、璃夢」
そう言ってくれた
龍虎「日比谷に勝てるよう、頑張れよ」
璃夢「っ!はいっ!!」
嬉しくなって月城先輩に笑顔を返した
すると、なでなでといつものように頭を撫でられた