INFATUATOシンドローム 2




龍虎「…すまん。…お前を妹と思ってたせいか、可愛く見えて仕方がないんだ」


か、可愛いっ!?月城先輩からそんな甘い言葉が来るとは思ってないよ!?

あぁ!でも、妹として可愛いだもん!ねっ!ねっ!


龍虎「分かってはいても…今すぐには変われない…。」


そうだよね。今まで私を妹として見てたんだから…根付いた考えを直すのって難しいよね


璃夢「僕は気にしませんよ!これからは妹としてではなく…弟として見てくれるなら嬉しいです」


お兄ちゃんが欲しかったのは嘘じゃないし…。

私のことを兄妹にしか見えないのなら、性別変えて弟だと思ってくれた方がどっちとも楽だと思うし!


龍虎「そうか…。ありがとな。」


そう言って、頭を撫で続けた


なでなで

璃夢「……。」

龍虎「……。」


なでなで

璃夢「………。」

龍虎「………。」


なでなで

龍虎「……………。」


璃夢「そんなに撫でたら禿げちゃいますよ!!」


ずっと同じところを…というか頭頂部を撫でたままなので禿げてしまいそうだと思いそう言った


龍虎「あぁ、すまない。満遍なく撫でるようにしよう」


そう言って今度は頭頂部から毛先に向かっていくように撫で始めた



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