INFATUATOシンドローム 2
雪「お前、核心もないのによく声掛けられるよな」
翼「だってこんなにそっくりなんだぜ?絶てぇ璃夢の妹だろ!」
璃夢「は、はい。私が璃夢の妹ですが…」
こ、ここは知らないふりをしなきゃダメだよね?だって私、妹の私は翼たちと面識がないんだから!
翼「あ、俺ら璃夢のダチなんだけど、璃夢からなんか聞いてる?」
璃夢「えっと…翼さんと雪さん…ですか?」
こ、これぐらいなら!てか私、演技上手くなったね!前までの私なら絶対一発でバレてたよ。
翼「そう!よかったぁ、璃夢俺らのことちゃんと話してんだよな」
雪「家族みんな仲がいいらしいしな」
……けど、二人ともなんで私に話しかけてきたんだろう?何か用事あったのかな?
翼「ちょうど良かった。妹さん…あー、妹さんじゃ失礼だよな。名前なんて言うんだ?」
…………名前!!?考えてなかったよ!?
今まで妹がいるという設定を守ってきたのになんで名前を考えなかったんだろう!あぁ!私のバカバカっ!
どうしよう…………あっそうだ!
璃夢「名前はリンって言います」
鉄虎くんが私の事リンって呼んでるからね!
ちょうどよかったぁ〜。こういう出来事とかないと名前なんて思いつかなかっただろうし、鉄虎くんがりん姉ちゃんって呼んでくれてるからリンって呼び方にも反応できるし