INFATUATOシンドローム 2
璃夢「ははっ、大丈夫?」
翼「大丈夫じゃねー…なんでアイツ家知ってんだ?」
雪くんに聞いたとか?ってアレ?来たのは時雨だけ?雪くんは…来てくれないの?
少しだけ気分が暗くなった
ドンッドンドンドンドンッ
翼「早っ、来るの早くね?つーか、マジで落ち着きねぇな。んなに叩かなくても聞こえるっての」
璃夢「僕出るね」
翼「おー、悪ぃなー」
疲れ切っている翼の代わりに私は玄関に向かった
ガチャ
璃夢「どーぞー」
扉を開けると
ドンッ!ギュッ!
璃夢「わっ!」
体当たりされ、抱きつかれた
「つ〜ちゃーん!!?」
しかも時雨ではなく
璃夢「えっ?レイカさん?」
レイカさんに。
レイカ「あら〜ん?璃夢くんじゃない!おっは〜!つーちゃんは?」
璃夢「おはよございます。今疲れてるみたいで奥にいますよ」
レイカ「あら、そうなの?う〜ん…気遣いのできる女でありたいから〜押しかけるのはやめね〜」
うん。時雨だけでも疲れてるのにレイカさんまで登場したら翼がぶっ倒れちゃう
《さっきから失礼極まりないな》
レイカ「だから代わりに璃夢くんが答えてね〜?」
ニッコリ笑顔で私の方を見るレイカさん。
あ、あの。なんか笑顔が黒いですよ?レイカさん?
レイカ「玄関あたりを彷徨いてたあの女、なに?」
語尾も伸ばさず淡々と喋るレイカさん。
こ、怖っ。迫力満点だわ。
レイカ「璃夢くん?聞いてるの?」
璃夢「は、はいっ!聞いてますです!」
怖い!ちゃんと答えないと余計に怖い目にあうよね
えっと、多分レイカさんのいう玄関あたりをうろついてた女って言うのは時雨のことだよね?
璃夢「えっと、あの子は僕らの友達で」
レイカ「男女の間に友情は成立しない!!」
そう叫ぶと私の肩をガシッと掴んで
レイカ「璃夢くんは騙されてるわ!!目を覚まして!!」
前後に揺さぶった
レイカ「いい?!女は獣よ!?危険なの!」
………私は男の子が獣だって荘司さんに聞いたけどな。人それぞれなんだね?
なんて冷静に考えてるけど、今も揺さぶられてるわけで…
璃夢「〜ぅ〜ぅ〜ぁ〜!」
頭がぐわんぐわんする〜!!うっぷ、しかも気持ち悪くなってきた〜