INFATUATOシンドローム 2




雪「目的がなんなのか分からないが、封筒の中に書かれてるかもしれない。」


たしかに…。この封筒の中身が『死ね』とか『消えろ』とか言う暴言が書いてあったらイジメだね。あとは………思いつかないから…もしかしなくても…イジメかもね…。

見たくないな〜中身。でも見ないと始まんないし終わらせられないしな〜。


翼「じゃあ開けるぞ」


璃夢「うん」


一体中身はなんなのか…ドキドキしながら翼の手元に注目した。すると


ビリッ!ビリビリッ!!


璃夢「えっ!?」


翼「なんだ?」


璃夢「あ、いや、うん。ううん、なんでもない」


翼「そうか?」


何故私が『えっ!?』と言った声をあげたかというと…音を聞いてわかった人もいるかもしれないけど…開け方が見事に汚かったのだ

糊で綺麗に閉じてあるところを丁寧に取っていくのかと思いきや、全く違う方向に破ったのだ


雪「………もっと開け方ってのがあるだろ」


やっぱり雪くんも私と同じことを考えていたみたい


翼「あ?開きゃ一緒だろ?」


しかし翼は『んな細けぇこと気にすんなって』と言ってビリビリと封筒を破っていく


翼「お、中身見えたぞ」


そして中身が見えたと言って、一気に封筒の中身を机の上に出した


璃夢「っっ…なんで…?」


そして机の上に出されたもの。それにはとても見覚えがあった



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