INFATUATOシンドローム 2
そしてその日は妹さんを一人にするのは良くないと言われたので早く家に帰るように言われた。
うん、まぁ、ね。妹さんなんて居ないんだから放課後ゲームセンターとかに行って青春したかったけど…
みんな『妹さんによろしくね!』とか『もし何かあれば飛んでくから!』とか言ってくれるから…ゲームセンター行こうなんて言えないじゃん…?
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ストーカーだということが発覚した日を境に、毎日のように机の中に写真の入った封筒を入れられ、バス停から学校に歩くまでや学校の中にいても視線を感じるようになった
璃夢「はぁ…」
恋情ストーカーがいるのは、リンなんだよね?璃夢なわけないよね?だったらなんでこんなに気持ち悪い視線を感じるの!?
酷い時には授業中にも視線を感じるようになった。といっても、外でやる体育や美術などの授業の時だけだけど…。
視線を感じる度に周りを確認したりするからいつも使わない神経を酷使してるから毎日すごく疲れる…。
璃夢「はぁぁあああ…」
そんなこんなで無意識に大きく深いため息が出てしまう。
大翔「オイ」
だから許してよ大翔さぁあああん!数学ってだけでも疲れるんだからさぁ…休ませて?
なんて私の心の叫びが通じるわけもなく…
大翔「あれ、解け。」
問題を課せられてしまった。