INFATUATOシンドローム 2



大翔「オイ胡桃。まだ授業終わってねぇぞ」


なんと入ってきたのは胡桃先輩だった。

しかも胡桃先輩の後ろには星宮先輩と有栖先輩もいた。


理緒「あれ?ハムスターちゃん、何してるの?」


璃夢「今、先生に数学と言う名の精神的暴力を受けているところです」


理緒「えぇ!そうなの?!コレティ酷いよ〜!教師の風上にもおけないよ!」


大翔「なんでだよ。普通に授業してるだけだろ」


毎回、私を授業で当てるのが普通なんですね〜?へぇ、ふーん?

てか胡桃先輩、大翔さんのこと『コレティ』って言った?大翔さん、いっぱい呼び名があるんだね。

私が知ってるのだと、『是枝』とか『是先』とか『コレッチ』とかかな?『コレティ』は初めて聞いた種類だ!


昴「つーか、お前こんなのも解けねぇのかよ」


いつの間にか教室に入り、黒板をまじまじと見ていた星宮先輩。しかもその後、私をバカにしてきた。

……星宮先輩って、顔合わせて一回は私のことバカにしないと気が済まない人なのかな?


璃夢「じゃあ星宮先輩にコレを解く権利をあげますよ」


大翔「おー何いばってる?」

パシンッ!


璃夢「いたっ!」


大翔さんは、出席簿で私の頭を叩いた。

いつもみたいに教科書の角じゃないからまだいいけど結構それも痛いからね!プラスチックもいたいからね!?


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