INFATUATOシンドローム 2



胡桃先輩に腕を引かれ、連れてこられたのは中庭。中庭はいつも先輩たち3人がお昼を食べているところだ。

………なんで連れてこられたんだろう?


理緒「久しぶりに一緒にお昼たーべよ?」


『はい、ここ座って〜!』と、芝生に敷かれたシートの上に座り、隣をポンポンと叩いた


璃夢「あ、でもお弁当が」


『教室に置いたまま』と言おうとしたが、有栖先輩がスッと私の弁当箱と思われるものを出した


由宇「ごめんね?勝手に持ってきちゃった」


否、私の弁当箱だった。

まさか有栖先輩が胡桃先輩とグルになってるなんて…いつも中立だったのに!いつでも中立って言ってたのに!


璃夢「でも翼たちに黙って来ちゃったので…」


とりあえず中庭にいることだけは伝えないと…。そう思ったが…。


昴「あー、オメーのクラスのやつに適当に言っといた」


なんとなんと、星宮先輩までもがグルだった。

えぇ!?貴方こそ、私と一緒にいるの嫌いですよね!?なんで胡桃先輩の言うこと聞いてるんですか!


理緒「はいはい!この話はおしまいだよ〜?さっ!食べよ食べよっ!」


話を無理やり中断させた胡桃先輩は、コンビニの袋からお昼ご飯とは思えないものを出した




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