INFATUATOシンドローム 2

璃夢「…………胡桃先輩?」


理緒「ん?…は、ハムスターちゃん?お顔が怖いよ?キュートな顔が台無しだよ!?」


そう言われても仕方の無い顔をしている自覚はある。しかし、これには大きなわけがある!


璃夢「胡桃先輩、僕言いましたよね?






飴ちゃんはお昼じゃないとっ!!」


理緒「あれれ〜?そうだっけ?」


璃夢「とぼけないでください!」


胡桃先輩がコンビニの袋から出したもの、それは棒付きの飴ちゃんだったのだ。

ペット契約が終わってからもちゃんとご飯食べるんだよって言ったのに!

《母親か。》


璃夢「もう!星宮先輩と有栖先輩もっ!なんで何も言わないんですか!」


この二人にも、ちゃんとお昼を食べさせてくださいねって言ったのに!星宮先輩はともかく、有栖先輩は守ってくれると思ったのに!


昴「よく袋の中見ろよ」


璃夢「え?」


そう言われて胡桃先輩のもつ袋の中身を見た。


昴「飴だけじゃねぇ、ゼリーも入ってんだよ」


璃夢「そういうことじゃないよ!!」


思わず敬語が取れてしまった。

ゼリーじゃ栄養取れない!栄養取れるエナジーなんとかかもしれないけど、ご飯とかより格段に少ないから!



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