INFATUATOシンドローム 2
昴「〜〜っ、うっせぇんだテメェはよっ!」
バコンッ!!
理緒「いってぇえええ!!何すんだよ昴!弁当箱で殴るとか気狂(きちが)いすぎる!」
昴「うるせぇ!腹減ったうるせぇオメェの方が気狂いじゃあああ!」
……ごめんなさい。胡桃先輩がうるさく言い続けたのは私の所為です…多分。
何故そう思ったか。そんなの簡単だ。じっと私の見つめながら『あ〜ぁ、お腹すいたな〜』を繰り返していたからだ。
私の弁当をいつものように狙っているのかと思いきや、私の目をじっと見つめて同じ言葉を繰り返す。
怖くて仕方なかったよね!?何かにとりつかれてるんじゃないかってぐらい怖い顔だったよ!?
本来なら早く渡すべきなんだけど怖すぎて声掛けられなかったんだよ…自分も呪われるんじゃないかって…。
呪われたら、お母さんに霊をお持ち帰りプレゼントすることになっちゃうからね!
理緒「だってハムスターちゃんが俺に餌付けしないから〜」
前まで私が餌付けされる側だったのに、立場が逆転したなと思った。
璃夢「ごめんなさい。胡桃先輩が怖かったので」
そう思っていたことを素直に告げると
理緒「えぇ!?そ、それって俺がハムスターちゃんのストーカーみたいだったってこと!?」
私が怖いと思った理由とは違ったことを思った胡桃先輩。