INFATUATOシンドローム 2



龍虎「そいつがどうかしたのか?」


璃夢「あー…いえ、特に理由は」


龍虎「ないわけないだろ?」


うぅっ…月城先輩鋭い。どうしよう…言うべきかな…?言う必要もないと思うんだけど…。


龍虎「璃夢、俺は心配なんだ。何かあるなら話して欲しい」


ビックリしてしまった。月城先輩が私の心配をしていることに。面と向かって言われたことに。

そこまで言われたら…話さないわけにはいかないよね…。


璃夢「実は最近、嫌な視線を感じるようになっていて…その犯人を追いかけていたんです」


龍虎「なるほど。だから走ってきたやつがいないか聞いたんだな」


璃夢「そうなんです…。」


はぁ…犯人捕まえられなかったか…。けど不思議だな。視線を感じてすぐに教室から出て追いかけたのに…。

そんなに足が速いなら…陸上部とか…?運動系部活動の人だったのかも…。


翼「璃夢ー!!?」


すると階段の方から私を呼ぶ声が聞こえた。

そうだった!翼と雪くんが待っててくれたんだった!しかも荘司さんも来てるだろうし!


璃夢「それじゃあ月城先輩!また来週!」


本日は金曜日!世の中で言う華の金曜日ですよ!まぁ私は学校も楽しいから土日が嬉しいとはあんまり思わないけどね。



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