INFATUATOシンドローム 2

ガチャ

時雨「…………………引っ越したばかりなの?」


リビングの扉を開けた時雨は私と同じ反応をした


時雨「テレビにテーブルだけ…?えっ?カーテンもしてないの?」


ほらほら!注目するところも私と一緒だ!よかった、私の感覚は正常だったんだ!


翼「なくても生活できるしな。ってゆうか、お前ホントになんで来たんだよ?」


翼が呼んだわけじゃないんだもんね?もしかして、私に勉強教えに来てくれたのかな?


時雨「だって雪、帰ってきてからずっとタクと一緒にコンピュータいじって部屋から出てこないんだもん!家にいても楽しくないの!だから遊びに来たんだ〜」


あ、ホントに遊びに来ただけ!

雪くんは閉じ篭ってるんだね…じゃあ来ないか…


翼「タクってあの人だろ?雪の家の道場でタイマン張ろうとした時めっちゃ璃夢のこと庇ってた。コンピュータ関係に強いヤツだったんだな」


あぁ!私のこと心配して全然タイマン張らせてくれなかった人だ!まぁそのあとは『タイマン張ってくれ!』ってうるさかったけど

あ、うるさいは失礼か。でもうるさかったし…


時雨「タクが組の情報管理してるって言っても過言じゃないね」


翼「………大丈夫なわけ?あんなに若いヤツに情報管理任せて」


あんな若いヤツって……翼よりは年上だからね?まだ二十歳前半くらいだと思うけど


時雨「アレでも小学生の時からパソコンいじって悪さしてたらしいし大丈夫だよ!」


小学生でパソコン使えるってすごくない?私、未だにちゃんと使えないのに。


翼「あ、パソコンの話で思い出した。璃夢、情報処理も赤点だったよな?」


璃夢「うん!5点!」


時雨「……はっ?」


配点部分が25箇所あって、1個だけたまたま合ってたの!


時雨「はっ?待て、5点って本気か?」


璃夢「し、時雨?」


女の子の声じゃないよ?男の子ボイスになってるよ?


翼「お前、そんなに低い声出たんだな。男みたいだな……って悪ぃ!女に男とかデリカシーなかったな…」


時雨「あぁ気にしないでいいよ」


あ、翼は時雨が男の子だってまだ知らないのか


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