INFATUATOシンドローム 2




話しかけても無視されるだけだと知ったので、黙って荘司さんの独り言に耳を傾けた


荘司「だいたい俺は反対だったんだ。男のところに璃夢を送り込むなんて。」


……それは、私がお泊まりすることについて?
送り込むって…言い方よ。


荘司「ウィング野郎は女ったらしらしいし?
………っ!璃夢!」


璃夢「はいっ!」


いきなり後ろを振り返り私の肩を掴んだ


荘司「襲われなかったか!?」


そしてそう叫んだ。

…………………おそわれなかったか?


璃夢「えっと……大丈夫だよ?」


家の中だから平和だし。ヤンキーたちに殴り込まれてもないし。


荘司「ホントか!?性別バレなかったか!?」


璃夢「うん!荘司さんの紙のおかげだよ!」


それはホントに!感謝しかないよ!


荘司「ホッ…役に立ったんだな」


璃夢「うん!下着見られちゃったんだけど紙に書いてあるとおり【妹のもの】ってことにしたよ!」


そう言った瞬間、前を向いて歩きだそうとしてい荘司さんの動きが止まった

?どうしたんだろう?


荘司「……【妹のもの】だって?」


?なんでそんな『信じられねぇ』って顔するの?


荘司「お前、ちゃんと紙読んだのか?」


荘司さんから貰った紙?もらった瞬間読んだよ?


璃夢「なんで?」


そう聞くと頭を抱え始めた

荘司さんって忙しいね。一人で楽しそうだけど


荘司「俺、あの紙には【お母さんのもの】って書いたんだけど?」


璃夢「……………えぇ〜…」


どんな勘違いだよ。おかしいと思ったんだよね。妹なんていないのになんで妹の物って言うのか。

まさかお母さんのものだって言い訳が正解だったなんて…


荘司「どーすんだよ…璃夢が女じゃないなら同じ顔の妹を狙えばいいって輩が出てきたら!」


そしてまたブツブツと独り言をはじめた荘司さん。

独り言を言うのって疲れてる証拠らしいよね?今度家に来た時は荘司さんの好きなハンバーグ作ってあげよう


荘司「いいか璃夢?ウィング野郎の家に帰ったら速攻で『妹がいることは他のみんなには内緒ね』って伝えるんだぞ!?いいな!?」


凄い剣幕でいうから


璃夢「は、はいっ!」


そう返事するしかないよね?



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