INFATUATOシンドローム 2



それから繁華街を出た後も荘司さんは私の腕を掴んだままで…


璃夢「荘司さん?どこに行くの?」


最初に質問したことと同じことを聞いた


荘司「あ?んなの、ウィング野郎の家に決まってんだろ?場所教えろよ」


場所教えろって言うけど……


璃夢「うぃんぐやろうって誰?」


うぃんぐってホントに誰?海外の人?


荘司「…………悪ぃ、英語苦手だもんな」


そう言って、何故か哀れむような目をして私の頭を撫でる

……………なんかムカつく。


荘司「ウィングはお前の友達の女ったらしの方のことだ。」


女ったらし?私の友達に女たらしはいないよ?

…………あっ、もしかして…


璃夢「翼?」


荘司「おー、さっきから言ってんだろ?」


イヤ、貴方はさっきからウィングウィング言ってたでしょ!

翼がウィング野郎?………じゃあスノーマンって


璃夢「荘司さん」


クイクイッと服を引っ張ってみる


荘司「ん?」


璃夢「スノーマンってもしかして…」


荘司「もう一人のお前の友達のツンケン野郎のことに決まってんだろ?」


ツンケン野郎……絶対雪くんだっ!


璃夢「なんでそんな変なあだ名で呼ぶの?」


ちゃんとした名前の方が呼びやすいし分かりやすいでしょ?


荘司「あ?俺は認めたヤツのことしか名前で呼ばねぇって決めてんだよ」


………なんか、小学生みたいだよ?発想が…なに?認めたヤツって…もっと酷く言ったら厨二病だよ。

《流石の璃夢でも厨二病は知っているらしい》


荘司「んで?家は?」


璃夢「あ、家は…」


そう言って家の場所を説明しようと思ったけど、あることを思い出した。


璃夢「ねぇ荘司さん。さっき今は仕事中だって言ったよね?」


荘司「あ?あぁ」


しれっと『あぁ』とか言ってるけどそれダメでしょ?!


璃夢「結構歩いて時間経ってるけどお仕事大丈夫なの!?」


イヤ、大丈夫なわけないだろう!!

《漢文の反語ですか?》


璃夢「荘司さん!ココからなら一人で行けるから仕事に戻って!」


今いる場所は繁華街から出て、しばらく歩いたところにあるバス停近く。

このバス停、1回降り遅れた時に降りたバス停だからここからなら分かる!!



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