INFATUATOシンドローム 2


胡桃先輩から弁当箱と箸を受け取ったんだけど…


璃夢「……あの。」


理緒「なぁに?まだワガママ言うの?」


あ、目が本気だ。【本気とかいてマジと読む】だ

なんで!?
だってこのままじゃ食べにくいじゃん!?

私はまだ胡桃先輩のお膝の上に乗っていた


理緒「あ、もしかして食べさせてもらいたくなったの?素直じゃないなぁ〜いいよ〜食べさせてあげるっ!」


誰もそんなこと言ってない!!胡桃先輩ってこんなに会話がしにくい人なの!?

長く過ごしたのは今日が初めてだから知らなかったよ!……言ったら悪いけど…星宮先輩と有栖先輩は大変そう……。

アレ?そう言えば…


璃夢「星宮先輩と有栖先輩はみえないんですか?」


忘れてたわけじゃないんだけど、いつも一緒にいる二人がいないことに気づく。


理緒「なんでそんなこと聞くの?」


璃夢「えっ、だっていつも一緒に食べてますよね?」


なんで一緒に食べてることを知ってるかって言うと、屋上で食べてる時いつも中庭から胡桃先輩の声が聞こえてくるから

《屋上に聞こえるほど理緒の声はデカイらしい》


理緒「よく知ってるね〜!そんなに俺の事見てたの〜?以心伝心だね!」


そう言って膝に乗ってる私をギュウギュウ抱きしめてくる

イヤ、見てたんじゃなくて聞こえてたんだよ!


理緒「でもあの二人のことを気にするのは禁止だよ〜?」


璃夢「…?」


理緒「ハムスターちゃんは俺のペットなんだから俺だけに懐けばいいの」



…………そうだった!私何故かペットになってたんだ!


璃夢「あの胡桃先輩?その話なんですけど」


理緒「今更無しなんて言わないよね?」


うわ、言うこと先読みされた!


理緒「お願い聞いてくれるって言ったのに、ハムスターちゃんは簡単に約束を破るんだぁ〜?」


しかもこの手口、まんま翼じゃん!!私、約束破ること嫌いなんだからそんなの…


璃夢「……破りません…」


って言うしかなくなるじゃん!?


理緒「だーよねっ!知ってた!」


あぁ、【天使の笑顔で悪魔の一言】…久々に見たよ

あぁ、もう諦めよう。諦めも肝心だ。

あっ!でもでも!このまま胡桃先輩のそばにいればタイマン張るチャンスがあるかも!!

そうだよ!そうだよ!ポジティブシンキング!


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