夢物語
金曜日の夜。
優の所属サークルの活動日。
私は友達と飲みに行くので遅くなり、今日は会えないと早々に表明。
となると優は十中八九、サークル仲間と遊びに出かけるはず。
仲間というより、浮気相手の女と!
そう確信して夕方六時から家で待機。
程なく姉も合流。
アプリのGPS機能が指し示す結果をパソコンでも閲覧できるように設定しておいて、準備万端。
「あっ、動き出した!」
職場の中止まっていた矢印が、ついに動き出した。
車で会社を後にして、いったん帰宅して着替えて道具を持ち、再度車でサークルの活動場所へ向かうのは予想通り。
車で数十分で、活動場所である体育館に到着。
それから活動開始。
約二時間は体育館から動かないはず。
その時間を利用して、ピザ屋さんからテイクアウトしてきたピザセットを姉と堪能。
雑談をしたりテレビを見ながら、活動が終了し再び動き出すのを待った。
「今回は、優くんの車で移動する分には追跡可能だけど、万が一相手の女の車で移動されたらどうしようもないね」
「でもまさか優のスマホにダウンロードするわけにはいかなかったし……」
スマホに追跡アプリをダウンロードさせて! と頼んでも、首を縦に振るはずはない。
もちろん拒絶されるだろうし、警戒されるだけ。
探偵に依頼するまで至らないのなら、これが最善の選択……。
「移動開始!」
姉が再度動き出したのを発見。
優は車でどこかに移動を開始した。
優の所属サークルの活動日。
私は友達と飲みに行くので遅くなり、今日は会えないと早々に表明。
となると優は十中八九、サークル仲間と遊びに出かけるはず。
仲間というより、浮気相手の女と!
そう確信して夕方六時から家で待機。
程なく姉も合流。
アプリのGPS機能が指し示す結果をパソコンでも閲覧できるように設定しておいて、準備万端。
「あっ、動き出した!」
職場の中止まっていた矢印が、ついに動き出した。
車で会社を後にして、いったん帰宅して着替えて道具を持ち、再度車でサークルの活動場所へ向かうのは予想通り。
車で数十分で、活動場所である体育館に到着。
それから活動開始。
約二時間は体育館から動かないはず。
その時間を利用して、ピザ屋さんからテイクアウトしてきたピザセットを姉と堪能。
雑談をしたりテレビを見ながら、活動が終了し再び動き出すのを待った。
「今回は、優くんの車で移動する分には追跡可能だけど、万が一相手の女の車で移動されたらどうしようもないね」
「でもまさか優のスマホにダウンロードするわけにはいかなかったし……」
スマホに追跡アプリをダウンロードさせて! と頼んでも、首を縦に振るはずはない。
もちろん拒絶されるだろうし、警戒されるだけ。
探偵に依頼するまで至らないのなら、これが最善の選択……。
「移動開始!」
姉が再度動き出したのを発見。
優は車でどこかに移動を開始した。