耽溺愛ークールな准教授に拾われましたー
怜は美寧の方をちらりと見た。言葉どころか息すら吐くことを拒むように、ギュッと口を引き結んでいる。視線を前に座る友人に向け、静かに口を開いた。
「ナギ―――」
「なんだ?」
「勝手にミネを口説くな」
「は?」
何を言っているのか分からない、という顔の高柳を横目に、怜は自分にピッタリとくっ付くように座っている美寧の肩に腕を回し更に自分の方へと引き寄せると、こめかみ辺りに軽く口づける。
「はにゃっ!」
驚いた声を上げた美寧の頬が、みるみる真っ赤になっていく。
「ミネは俺のものだから」
肩を抱く手にギュッと力を込めてそう言った怜のとなりで、美寧はハクハクと口を空振りさせた。
「ナギ―――」
「なんだ?」
「勝手にミネを口説くな」
「は?」
何を言っているのか分からない、という顔の高柳を横目に、怜は自分にピッタリとくっ付くように座っている美寧の肩に腕を回し更に自分の方へと引き寄せると、こめかみ辺りに軽く口づける。
「はにゃっ!」
驚いた声を上げた美寧の頬が、みるみる真っ赤になっていく。
「ミネは俺のものだから」
肩を抱く手にギュッと力を込めてそう言った怜のとなりで、美寧はハクハクと口を空振りさせた。