転生令嬢は小食王子のお食事係
「貴方が厨房に出入りしていることはだいぶ前から知ってましたよ。ここの主人はわたくしです。使用人から当然報告があって然るべきでしょう」
「……」
こっそりバレないようにやれてると思っていたのは私だけだったらしい。王妃様の後ろにいる料理長がすっと視線を逸らしたので、彼が報告していたようだ。
たしかによく考えたら、使用人とはいえ、王妃様の口に入る料理を作っているのだ。
女官とはいえ、新参ものが厨房にやってきて、あまつさえ料理に口も手も出しはじめたら警戒するだろう。
立場としては貴族で女官の私の方が立場は上だけど、だからって好き勝手にされたら困るだろう。彼らは自分の仕事をしなければならないし、邪魔をされてそれが果たせなければ叱責され信頼を失う。
王妃宮という、この国の中でも貴い人に遣えているというプライドもあるだろう。
私のアドバイスを聞くようになったり、料理をしてもいいと許可をくれるようになったりするには当然時間がかかった。その間におそらく私のことも報告されてたんじゃないかな……。
「……」
こっそりバレないようにやれてると思っていたのは私だけだったらしい。王妃様の後ろにいる料理長がすっと視線を逸らしたので、彼が報告していたようだ。
たしかによく考えたら、使用人とはいえ、王妃様の口に入る料理を作っているのだ。
女官とはいえ、新参ものが厨房にやってきて、あまつさえ料理に口も手も出しはじめたら警戒するだろう。
立場としては貴族で女官の私の方が立場は上だけど、だからって好き勝手にされたら困るだろう。彼らは自分の仕事をしなければならないし、邪魔をされてそれが果たせなければ叱責され信頼を失う。
王妃宮という、この国の中でも貴い人に遣えているというプライドもあるだろう。
私のアドバイスを聞くようになったり、料理をしてもいいと許可をくれるようになったりするには当然時間がかかった。その間におそらく私のことも報告されてたんじゃないかな……。