転生令嬢は小食王子のお食事係
 そのため、鉄板にのせた状態で粗熱が取れるまで放置だ。
 その間にマフィンも焼き上げる。
 鉄板に型に流し込んだマフィンを並べる。型は金属製のプリンカップのような感じで、あまり大きくないのでこれも鉄板にのせたほうが薪釜に入れやすい。
 私が並べたものをエマが薪釜に入れてくれる。
 薪釜の中の、クッキーを焼いていた位置にマフィンの鉄板も置いてもらった。
「よし、あとは焼き上がりを待つだけですね」
「クッキーもマフィンも楽しみです……!」
 料理を作る最大のご褒美である味見がエマは待ちきれない様子だ。
 いつものことではあるが、本当に食いしん坊で私は自分のことを棚に上げて笑ってしまった。
< 187 / 215 >

この作品をシェア

pagetop