転生令嬢は小食王子のお食事係
「お茶の用意をしに参りました」
そう言ってやってきた彼女は、私とも王妃様のところでよく顔を合わせるので知っている。
しかし、彼女の方はまさか私が厨房にいるなんて思いもしなかったらしい。
「アイリーン様……?」
戸惑ったような眼差しを向ける彼女に私は笑顔で完成したミルクレープを渡す。
「こちらが本日のお菓子です。僭越ながら私が作りました」
「え……? アイリーン様が……?」
「王妃様もご存じですので、大丈夫ですよ? お菓子とこちらのジャムについては私から説明致しますので、そのようにお願いします」
「かしこまりました」
一応納得したようで、メイドはそれよりもまずお茶の準備という自分の仕事を優先することにしたらしい。
王妃様のお茶の時間も迫っているし、私がお菓子を作ったことも王妃様がご存じだということから、そう判断したようだ。
そうでなくとも一応、私の方が身分が上だからメイドの子は従うしかない。
もちろん身分を笠に着て何かするってわけではないんだけど……。
そう言ってやってきた彼女は、私とも王妃様のところでよく顔を合わせるので知っている。
しかし、彼女の方はまさか私が厨房にいるなんて思いもしなかったらしい。
「アイリーン様……?」
戸惑ったような眼差しを向ける彼女に私は笑顔で完成したミルクレープを渡す。
「こちらが本日のお菓子です。僭越ながら私が作りました」
「え……? アイリーン様が……?」
「王妃様もご存じですので、大丈夫ですよ? お菓子とこちらのジャムについては私から説明致しますので、そのようにお願いします」
「かしこまりました」
一応納得したようで、メイドはそれよりもまずお茶の準備という自分の仕事を優先することにしたらしい。
王妃様のお茶の時間も迫っているし、私がお菓子を作ったことも王妃様がご存じだということから、そう判断したようだ。
そうでなくとも一応、私の方が身分が上だからメイドの子は従うしかない。
もちろん身分を笠に着て何かするってわけではないんだけど……。