危険な愛に侵されて。
感情的になったら負け。
「私の両親はとても素敵な人でした。
あなたとは全然違う。
人の命を軽視したりしない」
「……あら」
次の瞬間。
京子さんに頬を叩きつけられた。
乾いた音が響く。
「京子さん」
「わかっているわ、でもこれぐらいいいでしょう?」
笑っている京子さん。
何かクスリを使われた私はうまく体が動かないため、抵抗ができない。
いや、正直に言えば効果はだんだんと薄れていたが、痛みから逃げるために抗いたくはないと思った。
「こうやって涼雅にも暴力で従わせていたんですか」
声が震えないように怒りを抑えて。
京子さんを睨む。
「はぁ?従わせる?違うわ、従わせるつもりじゃない。半分消えればいいのにと思ってた。あいつは私の人生を無茶苦茶にしたの。
生まれる前に何度殺そうとしたか……階段から落ちても死なない、本当に図太い人間ね」
けれど京子さんから出た言葉は衝撃的なもので。
その神経を疑いたくなるほどだった。