キミの溺愛は甘すぎる。
「合コン…?」
「あー、合コンという言い方がおかしかったな。
あたしさ、最近男の先輩と関わり持てたわけ。
それで今度ご飯行こうってなったの!他の子も呼んで良いって言われたから、鈴華誘うって思ってたの」
「な、なるほど…」
それなら合コンとは値しない、のかな…?
よくわからないけれど、これは他の男と関わりを持てるチャンスかもしれない。
もしそれで優翔への恋心を忘れられたら一石二鳥である。
「じゃあ行く!」
「おっけ、早速連絡するわ。しかもその先輩、中々顔がよくてさ。運が良ければ無気力王子と会えるかも!」
「む、無気力王子…?」
聞きなれない単語がみっちゃんの口からポンポン出てくる。
知識が豊富なのである。