キミの溺愛は甘すぎる。



「合コン…?」

「あー、合コンという言い方がおかしかったな。
あたしさ、最近男の先輩と関わり持てたわけ。

それで今度ご飯行こうってなったの!他の子も呼んで良いって言われたから、鈴華誘うって思ってたの」

「な、なるほど…」


それなら合コンとは値しない、のかな…?

よくわからないけれど、これは他の男と関わりを持てるチャンスかもしれない。


もしそれで優翔への恋心を忘れられたら一石二鳥である。



「じゃあ行く!」

「おっけ、早速連絡するわ。しかもその先輩、中々顔がよくてさ。運が良ければ無気力王子と会えるかも!」

「む、無気力王子…?」


聞きなれない単語がみっちゃんの口からポンポン出てくる。

知識が豊富なのである。

< 33 / 226 >

この作品をシェア

pagetop