予言書を手に入れた悪役令嬢は役を降りることにしました。
ミリアのそんな内心に気づく様子もなく幽霊の女性は部屋の中をうろうろフラフラとさまよい始めた。
(いったい何?)
見ていると、幽霊は本の置かれたミニテーブルから一定の距離を測るように半円を描いて前後左右している。
「……ふむ」
とまたしたり顔で頷いては今度は宙高く浮かび上がっていく。そしてまた先と同じように一定の距離で止まっては少し位置をずらして同じことを繰り返す。
(ホントに、なんなのかしら)
フワフワフラフラ。
ひたすら同じことを繰り返す行為に、見ている方は正直イライラを通り越して退屈してしまう。
ふあ、とミリアは小さく欠伸をした。
欠伸をして、見てらんないと幽霊から目を離す。
その視線がふとミニテーブルの上に止まった。
「『アクセリナ王国物語~暁の歌姫と三人の貴公子~』」
礼拝堂で見たタイトルは『薔薇の乙女と白百合の魔女』
メインタイトルは同じでサブタイトルだけが変わっている?
見間違いではないと思う。
信用は……できるのかは微妙だけど、幽霊だってそうよと言っていたし。
ちらっと幽霊の女性を見ると、何故か片足立ちで宙に立ってクルクルと回っていた。
(いったい何?)
見ていると、幽霊は本の置かれたミニテーブルから一定の距離を測るように半円を描いて前後左右している。
「……ふむ」
とまたしたり顔で頷いては今度は宙高く浮かび上がっていく。そしてまた先と同じように一定の距離で止まっては少し位置をずらして同じことを繰り返す。
(ホントに、なんなのかしら)
フワフワフラフラ。
ひたすら同じことを繰り返す行為に、見ている方は正直イライラを通り越して退屈してしまう。
ふあ、とミリアは小さく欠伸をした。
欠伸をして、見てらんないと幽霊から目を離す。
その視線がふとミニテーブルの上に止まった。
「『アクセリナ王国物語~暁の歌姫と三人の貴公子~』」
礼拝堂で見たタイトルは『薔薇の乙女と白百合の魔女』
メインタイトルは同じでサブタイトルだけが変わっている?
見間違いではないと思う。
信用は……できるのかは微妙だけど、幽霊だってそうよと言っていたし。
ちらっと幽霊の女性を見ると、何故か片足立ちで宙に立ってクルクルと回っていた。