クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?
*
「ありがとうございます。」
「いや…じゃあ、また明日。
おやすみ…」
「……おやすみなさい。」
しばらくして、三人が戻って来た。
アルバートさんは、私に果物と酔い止めの薬を持って来てくれた。
「アルバートさんは、本当に良く気の付く人だな。
果物なら食べられるかもしれないって、買ってくれたんだ。
今、食べるか?」
「は…はい。」
アルバートさんが持って来てくれたそれは、小さめのグレープフルーツみたいなものだった。
なんだか甘酸っぱい良い香りがする。
ネイサンさんは、ナイフを使い、器用に皮をむいてくれた。
「……美味しい!」
「そうか、良かった。
ナブラは、モルガーナの特産物なんだ。
甘くてうまいだろう?」
「はい、とても…」
「でも、高いから金持ちしか食べられないんだ。
私も城で一度か二度食べただけだ。
確か、王妃様のお誕生日かなにかだったな。」
「えっ?そうなんですか?」
それは、悪いことをしてしまった。
って、考えてみれば、ここまで来る船賃も、食事代も何もかもアルバートさんに出してもらってる。
アルバートさんって、きっと相当なお金持ちなんだね。
まぁ、それは一目見ただけでもわかるけど…
それにしても、滅多に食べられない果物って…もしかして、高級なメロンとかさくらんぼみたいなもの?
「ありがとうございます。」
「いや…じゃあ、また明日。
おやすみ…」
「……おやすみなさい。」
しばらくして、三人が戻って来た。
アルバートさんは、私に果物と酔い止めの薬を持って来てくれた。
「アルバートさんは、本当に良く気の付く人だな。
果物なら食べられるかもしれないって、買ってくれたんだ。
今、食べるか?」
「は…はい。」
アルバートさんが持って来てくれたそれは、小さめのグレープフルーツみたいなものだった。
なんだか甘酸っぱい良い香りがする。
ネイサンさんは、ナイフを使い、器用に皮をむいてくれた。
「……美味しい!」
「そうか、良かった。
ナブラは、モルガーナの特産物なんだ。
甘くてうまいだろう?」
「はい、とても…」
「でも、高いから金持ちしか食べられないんだ。
私も城で一度か二度食べただけだ。
確か、王妃様のお誕生日かなにかだったな。」
「えっ?そうなんですか?」
それは、悪いことをしてしまった。
って、考えてみれば、ここまで来る船賃も、食事代も何もかもアルバートさんに出してもらってる。
アルバートさんって、きっと相当なお金持ちなんだね。
まぁ、それは一目見ただけでもわかるけど…
それにしても、滅多に食べられない果物って…もしかして、高級なメロンとかさくらんぼみたいなもの?