僕の庭
突き抜けた青空は、僕に逃れようのない真実を告げていた。
久しぶりに見上げる空は、あまりにも綺麗だった。

暗雲を纏って舞う黒い影に怯えた日々。
あの日々も、あの懐かしい日も、今日も、一本に繋がっている。



僕は悪夢の中にいたんじゃない。
これは悪夢なんかじゃない。
夢ならいつか覚める。
これは現実で、現実は夢なんかより救いがなくて。






もういない。
待っていた人はみんないない。



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