僕の庭
もう誰もいない。
父も、兄たちも。
母さえも。


一人取り残された僕は、誰もいない小さな家にいることが出来ず、街をさ迷った。

畑も、仕事も、何もかもが無意味に感じられた。これから一人、ただ生きていくなんて、なんの意味があるだろう。



どこに、僕が生きる意味があるのだろう?



どこまで歩いても、探しても、意味なんて見つからなかった。
寂しさばかりが募って、僕はこみ上げてくる涙を拭うこともせずに街をただ歩いた。
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