real feel
営業事務って実務経験がないけど……。
教えてもらいながらやってみると、そんなに難しいことはなかった。
仕事に早く慣れなきゃと懸命になっていたら、あっという間に昼休みになっていた。
「蘭さん、お昼私たちと一緒にどう?」
「私たち蘭さんと話してみたかったんだ!シャ食いこうよ」
営業1課の朝川さんと池田さんが声をかけてくれた。
この2人は確か同期入社だったはず。
「はい、喜んで」
……ごめんなさい主任。
女性相手だから少しくらい笑顔見せたって、いいでしょ?
「ね、蘭さんって教事1課から広報に異動になったんだよね。……佐伯主任と高柳さんのこと、知ってる?」
「え?知ってるって……何の話ですか?」
「やだ!同期なんだから敬語はナシよ!タメ口でいこうよ」
だって、同期とは言っても朝川さんと池田さんは4つ年上だし。
「でも……」
「いいからいいから!で、どうなの?あの2人は」
「やっぱり、より戻ったのかな?」
「佐伯主任と高柳さんって、付き合っていたんですか?」
何も知らないふりで、逆に聞いてみた。
「2人が営業にいたころの話だけどね。佐伯主任が広報に異動になって、高柳さんの浮気が原因で別れたらしいけど」
「高柳さんって魔性の女って感じだもんね。やっぱ男は結局ああいう女に持ってかれるのよね……」
あの……。
ここってシャ食ですが。
こんな噂話を堂々としてていいのだろうか……。
「あの、多分ですけど、よりは戻ってないんじゃないでしょうか」
私の発言に、一斉に注目する朝川さんと池田さん。
キランと目が光ったような気がしたのは、気のせいかな。
「へぇ~そうなの?でも高柳さんと別れてからずっと浮いた噂のひとつもないじゃない?私はてっきりまだ高柳さんを忘れられずにいたんじゃないかと睨んでたんだけど」
そんなことない。
主任は高柳さんのことなんてもう関心ないんだから!!
教えてもらいながらやってみると、そんなに難しいことはなかった。
仕事に早く慣れなきゃと懸命になっていたら、あっという間に昼休みになっていた。
「蘭さん、お昼私たちと一緒にどう?」
「私たち蘭さんと話してみたかったんだ!シャ食いこうよ」
営業1課の朝川さんと池田さんが声をかけてくれた。
この2人は確か同期入社だったはず。
「はい、喜んで」
……ごめんなさい主任。
女性相手だから少しくらい笑顔見せたって、いいでしょ?
「ね、蘭さんって教事1課から広報に異動になったんだよね。……佐伯主任と高柳さんのこと、知ってる?」
「え?知ってるって……何の話ですか?」
「やだ!同期なんだから敬語はナシよ!タメ口でいこうよ」
だって、同期とは言っても朝川さんと池田さんは4つ年上だし。
「でも……」
「いいからいいから!で、どうなの?あの2人は」
「やっぱり、より戻ったのかな?」
「佐伯主任と高柳さんって、付き合っていたんですか?」
何も知らないふりで、逆に聞いてみた。
「2人が営業にいたころの話だけどね。佐伯主任が広報に異動になって、高柳さんの浮気が原因で別れたらしいけど」
「高柳さんって魔性の女って感じだもんね。やっぱ男は結局ああいう女に持ってかれるのよね……」
あの……。
ここってシャ食ですが。
こんな噂話を堂々としてていいのだろうか……。
「あの、多分ですけど、よりは戻ってないんじゃないでしょうか」
私の発言に、一斉に注目する朝川さんと池田さん。
キランと目が光ったような気がしたのは、気のせいかな。
「へぇ~そうなの?でも高柳さんと別れてからずっと浮いた噂のひとつもないじゃない?私はてっきりまだ高柳さんを忘れられずにいたんじゃないかと睨んでたんだけど」
そんなことない。
主任は高柳さんのことなんてもう関心ないんだから!!