愛は惜しみなく与う②

まっててと言い杏はトイレへ入ってしまいました。

流石に後を追うわけにも行かず入り口でまつ


携帯を確認すると、泉からLINEがきている。倉庫を出る前に、一応泉には連絡しておいた。杏を情報収集に連れていくと


『近くで待機してるから、何かあれば』


それだけ書かれていた

過保護ったらありゃしないですね。
まぁ女子トイレの前で張り込む私も、相当ですが…

後3分経ってもでてこなかったら、入ろう

そう決意した時

中から杏が走って出てきた



「どうかしました?何かされました?」

飛び出てきた杏は顔から血の気がひいている
やっぱり女子トイレであろうがついていくべきだった


「さ、さっき、さっさっきの人」


テンパってほとんど何言ってるかわかりません。なに?


「い、いきなり個室連れ込まれて、お、お、おっぱい触られた」


「はい?」


状況が掴めずに私も混乱しているところに、情報屋がトイレからでてきた


「あらやだ、その子、女の子とは思えないパワーだったから逃しちゃった」

語尾にハートが…
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