副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
その後、〝夕ちゃんの演奏だけは聴くよ〟と言う母の言葉に従って、客席にもどった。
夕ちゃんは、遠くに引っ越すことが決まっているらしく、ここでの発表会は最後になるそうだ。
そんな話も聞いて、夕ちゃんの演奏後は特に大きな拍手を送った。
そして、そのまま聴き続けること数人。
大きなお兄さんが出てきた。
すごく難しそうな曲を、止まることなく弾ききったお兄さんが、私にはキラキラ輝いて見えた。
その後、再びロビーに出た。
「ママ、男の子も弾くんだね」
「あら、みいちゃん。覚えてない?去年聴きに来た時も、その話をしてたわよ。東山啓太君……確か、去年も出てた子じゃないかな」
母は、プログラムを見ながら教えてくれた。
「さあ、みいちゃん。あと数人だけど、中で聴く?それとも疲れちゃった?」
「疲れちゃった……」
「じゃあ、ここで休憩してようね」
夕ちゃんは、遠くに引っ越すことが決まっているらしく、ここでの発表会は最後になるそうだ。
そんな話も聞いて、夕ちゃんの演奏後は特に大きな拍手を送った。
そして、そのまま聴き続けること数人。
大きなお兄さんが出てきた。
すごく難しそうな曲を、止まることなく弾ききったお兄さんが、私にはキラキラ輝いて見えた。
その後、再びロビーに出た。
「ママ、男の子も弾くんだね」
「あら、みいちゃん。覚えてない?去年聴きに来た時も、その話をしてたわよ。東山啓太君……確か、去年も出てた子じゃないかな」
母は、プログラムを見ながら教えてくれた。
「さあ、みいちゃん。あと数人だけど、中で聴く?それとも疲れちゃった?」
「疲れちゃった……」
「じゃあ、ここで休憩してようね」