副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
Y.Sパートナーズで、副社長の篠原さんの秘書として働き始めた。
でも、篠原さんはある程度なんでも自分でこなせてしまうので、秘書業務の合間に経理のお手伝いをしたり、他の頼まれごともこなしたりと、言われた通り、なんでも屋のようなポジションになっていた。
「美鈴ちゃんがいないと、うちの会社は回っていかなくなりそうだね」
と言うのは、経理を任されている女性社員の田中さん。
「そうだよ。だから、急に寿退職するとか勘弁してよ」
「篠原さん、そういうわけにもいかないですよ。だって、美鈴ちゃん、美人だもの。
美鈴ちゃん。いい話があったら、私にこっそり教えてね」
「いい話なんてないですよ。私はまだまだ仕事一筋ですから」
「美鈴ちゃんったら、もったいない。若いんだから、いっぱい恋しないと。ねえ、篠原さん」
「本当だよ。社外で知り合ってたら、俺、確実に口説いてるよ」
「篠原さんは、誰彼かまわず口説きすぎなんです!」
「えぇ、そんなことないぞ」
横にいる私をおいて、話が逸れていく。
「とにかく、美鈴ちゃん。急な退職はやめてよ」
もう一度、篠原さんに念を押された。
でも、篠原さんはある程度なんでも自分でこなせてしまうので、秘書業務の合間に経理のお手伝いをしたり、他の頼まれごともこなしたりと、言われた通り、なんでも屋のようなポジションになっていた。
「美鈴ちゃんがいないと、うちの会社は回っていかなくなりそうだね」
と言うのは、経理を任されている女性社員の田中さん。
「そうだよ。だから、急に寿退職するとか勘弁してよ」
「篠原さん、そういうわけにもいかないですよ。だって、美鈴ちゃん、美人だもの。
美鈴ちゃん。いい話があったら、私にこっそり教えてね」
「いい話なんてないですよ。私はまだまだ仕事一筋ですから」
「美鈴ちゃんったら、もったいない。若いんだから、いっぱい恋しないと。ねえ、篠原さん」
「本当だよ。社外で知り合ってたら、俺、確実に口説いてるよ」
「篠原さんは、誰彼かまわず口説きすぎなんです!」
「えぇ、そんなことないぞ」
横にいる私をおいて、話が逸れていく。
「とにかく、美鈴ちゃん。急な退職はやめてよ」
もう一度、篠原さんに念を押された。