目覚めると、見知らぬ夫に溺愛されていました。
次の日、蓮司さんはドイツへと旅立った。
出張は多いから、一人でのお留守番には慣れている。
たまに三国さんも顔を出してくれるし、ぬか床の管理もあるしで、そんなに寂しくはなかった。

朝御飯を食べながら、私は本日の予定をたてた。
午前中のうちに、掃除機と窓拭きを終わらせる。
そしてティータイムを挟んでその後、洗濯物を干そう。
住んでいるマンションは、バカみたいに広い。
2人でこんなに広い場所必要?と思ったけど、蓮司さんが既に契約済だと言うので仕方なく了承した。
「仕方なく」とは言ったけど、キッチンが広くて使い勝手がいいのは、とても嬉しい。
第二のぬか床と、第三のぬか床、そして梅干しと梅酒を漬けた大きな甕も置ける。
……そして、気付いたら漬け物のことばかり考えている私は、時々これでいいのかと、自問自答している……。
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