目覚めると、見知らぬ夫に溺愛されていました。
次の日、二宮さんが別荘に現れたお昼頃。
麓の街では、密かに厳戒態勢が敷かれていた。
住民の通報により、また目撃情報がもたらされ、二宮さん含む捜査員が「相島笙子」確保に乗り出していた。
二宮さんが別荘に来たのは、私の無事の確認と、蓮司さんにそのことを伝えるため。
「相島笙子は一色百合を狙っている」という仮説は真実になり、注意を促しにきたのだ。

その後、麓の街では、古民家カフェから電話をかける「相島笙子」が逮捕された。
そうまさにあの時……。
私に電話をかけた直後に逮捕されたということだ。
その不思議な偶然に、何か運命的なものを感じながら、今無事でいられることに感謝した。
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