マスクの最強少女





圭人は5歳の頃からここにいるらしい

共働きだった親は知らない間に帰ってこなくなったって

気付いた時にはどこにいるのかすらわからない状態で、施設の人に保護されたのだとか



12年間ここにいると、いつのまにか施設の中で最年長になった圭人

初めてきた時にはにはみんなに結構警戒されていたけど、

しっかり打ち解けて、楽しそうに話してくれるようになった


俺も楽しいし、ここが好きだ


「部屋くる?」


「おう」

久々に上がった部屋は綺麗で物が少ない


「相変わらずスッキリした部屋だな。笑」


「だって、今更物増やしたところで来年引っ越すんだからめんどくさいだけじゃん?笑」

高校を卒業したら、ここを出て行かなくてはならない

その為に、圭人も毎日バイトに励んでいる


「最近バイトどうなの?前とは比べもんにならないくらいシフト入れてるみたいだけど?」


「結構やりがいのある仕事なんだよな。時給もいいし、まぁ…多少はきついけど…」

体力的というより、メンタル的にキツイもの。


「えーいいなー!バイト求人してない?笑」


「残念。俺でいっぱいいっぱい」

って言ったものの、別に圭人がバイトに来ても良いんじゃねぇの?って思った。


「なぁなぁ海人、神代さん好きな人いるとか知ってる?」


「いや俺よりお前の方がよく喋ってんだろ?笑」


「海人の方が喋ってんじゃん!」

2人でコソコソ喋ってんの知ってるからな!?

って漫画みたい拗ねる


< 114 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop