マスクの最強少女



「あ、実は俺も好きとかなしだからな?」

「大丈夫だから安心しろ笑
何で遊びに誘わないんだよ?」


「いやだって…いや嫌われてはないと思うけど

神代さんみんなに優しいし、どう思ってんのか全然分からないんだよなぁ…」

それは俺も同感。
俺がこの仕事を手伝うことをどうして許してくれたのか、

人のことは分かるくせに、自分の事を分かっていないのか
全く話さない。


学校でも人の話を聞くばかりで、自分の話をしているのを見たことがない


「遊びに誘ったら?ーって言いたいけど、バイトがすげぇ忙しそうだから何とも言えないな」


「だからなんでそんなことしってんだよ?!やっぱり付き合っ…」

「ちげぇって笑
初日、学校案内の時に聞いただけだから笑」

いまの圭人は敏感過ぎて、うっかり喋ると全てに疑問を持ちやがる…


「好きな食べ物とかなんだろ…」


「…やっぱり女子だから甘いものじゃね?お前お菓子とか作るの得意じゃん」

ほぼ誘導尋問。


「得意だけど…やっぱそうだよな、

お菓子作って反応を見て…、徐々に近づいて行こうかな」

…そう言えば、ももがめちゃくちゃ好きだって青木が言ってたな、

圭人にさり気なくそれを伝えると、目を輝かせて

「いいこと聞いたわ!!」

だってさ。笑


こういう純粋な恋愛話をするのなんか久々だな…
これはこれでいいかもしれないと思った俺でした。




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