マスクの最強少女




「それにしてもさ、この金属折れることとかあるの?」


「…なんか嫌な夢でも見た?」


「多分…、あんまり覚えてなくて」

後で聞いたんだが、

辛い仕事やストレスの溜まった日にはこういう怪我をするのもおかしくはないらしい


「椿ちゃん、もう一回寝る?あの手袋持ってこようか」


「あ、いえ…!勿体無いので大丈夫です。ありがとうございます
少ししたら寝ようと思います」


「わかった。新しい金具取ってくるね」

俺も一緒に来てくれと言われて、ついていった



「だぁぁぁぁあ!!!」


「…んだよ、どっからその声出てんだ?」

倉庫に着くなり青木が叫び出した


「…本当、俺何やってんだろうな。椿ちゃんにずっと嫌な思いさせてさぁ…
何であの仕事、俺には出来ないんだ…?」


「それは俺もおんなじこと思ってるよ。
あの痛みを、代わってあげれたらって…」


「でも代わってやれない。それが現実なのは分かってるし、自分の力が椿ちゃんとは比べられない事もわかってる。

だからって、自分が無力すぎて吐き気がするんだよ…

どれだけ一緒にいても…助けられねぇんだよな…」


こんなにも悩んでいる青木を初めてみた


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