雨のリフレイン
「そうだ。さすがは、柊子さんだ。
あの朴念仁の医者も、バカだなぁ。人を見る目がない。
柊子さんみたいなハートの強い女性が側にいてくれりゃ、最高なのに。
柊子さんよ。ありがとなぁ」


骨ばった桜木の手が差し出される。柊子は、ぎゅっとその手を握った。
桜木の病気は治らないと聞いている。ただ、進行を遅らせ、症状を和らげていくしかないと。


「私も、桜木さんと色々お話出来て楽しかったです」
「立派な看護師におなり。
また、世話になるよ」



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