*続*不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
昼休みに俺は二階に向かいぐるりとフロアーを見渡した。
目当ての奴はまだパソコンに向かい仕事をしている。
車輌業務部の岡田圭は俺と同期入社で背格好が同じ黒い四駆の持ち主だ。
そう、俺は岡田に一度だけツナギを貸した記憶があった。
同期入社ではあるが、特別仲がいいわけじゃない。
俺が近づくと
「何かようか?」
とパソコンから目を離して怪訝な顔を俺に向けた。
「ちょっと話せるか?」
「…5分程待ってもらえるか?
もう終わるから。
そこで待っててくれ」
岡田が目を向けた先には衝立で仕切られたちょっとした打ち合わせスペースがある。
「あぁ、急に来て悪いな」
そこではじめてフロアーをもう一度ぐるりと見回し明莉を視界にとらえた。
こちらをじっと見ていた明莉と目が合ったが直ぐに目を反らされた。
たぶん…まだ怒っているんだろう。
顔色はやっぱり朝と変わらず悪くてまだ具合は悪そうだった。
目当ての奴はまだパソコンに向かい仕事をしている。
車輌業務部の岡田圭は俺と同期入社で背格好が同じ黒い四駆の持ち主だ。
そう、俺は岡田に一度だけツナギを貸した記憶があった。
同期入社ではあるが、特別仲がいいわけじゃない。
俺が近づくと
「何かようか?」
とパソコンから目を離して怪訝な顔を俺に向けた。
「ちょっと話せるか?」
「…5分程待ってもらえるか?
もう終わるから。
そこで待っててくれ」
岡田が目を向けた先には衝立で仕切られたちょっとした打ち合わせスペースがある。
「あぁ、急に来て悪いな」
そこではじめてフロアーをもう一度ぐるりと見回し明莉を視界にとらえた。
こちらをじっと見ていた明莉と目が合ったが直ぐに目を反らされた。
たぶん…まだ怒っているんだろう。
顔色はやっぱり朝と変わらず悪くてまだ具合は悪そうだった。