*続*不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
岡田に指定された場所に行く前に明莉のデスクに足を向けた。

俺が近づいてきたことに困ったような顔を一瞬したが直ぐに笑顔を作り

「お疲れ様。
どうかしたの?私のこと心配してるなら大丈夫だよ?」

明莉は直ぐに顔に出るから考えていることはだいたいよくわかる。

それでも、まだ俺に気を使って言いたいことを全部は口にはしてくれないくて、歯がゆくもあり不満でもあるが何しろ俺たちはまだ始まったばかりだ。

焦ることはやめた。

ずっとこの先の人生を一緒に過ごして行くのだ。

少しずつわかりあって言いたいことを言えるようになればいい。
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