彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)


「えーと、チケットの窓口はどこだっけな?」

「あ、上映時刻パネルはあっちですよ!瑞希お兄ちゃん!」

「でかした!さすが凛♪」


キョロキョロする瑞希お兄ちゃんに、指さして伝えれば、頭をナデナデされた。


ラッキー!!頑張った分だけ見返りが帰ってくるぅぅぅ~~~!!



〔★凛のテンションが上がった★〕



「けっこう、ラインナップが豊富じゃんかー?」



そう言いながら、パネルに表示された上映時間と映画とを調べ始める瑞希お兄ちゃん。


(ああ・・・見上げているお顔も素敵・・・!!)


でも、これからもっと素敵なことが待っている!!


(大好きな人と一緒に映画を見るというイベント!!!)


しかも、2人っきりで映画館ですよ!?

それだけでテンション上がる―!


(LOVEチャンスも増えるぅー!!)



「な、なんの映画を見るんですか?」

「凛は何が良い?どれがいい?」

「ぼ、僕は~優柔不断ですので、瑞希お兄ちゃんが決めて下さ~い♪」

(どんな内容であっても、彼と2人なら平気さ♪)


「ん?じゃあ、ゾンビでもいいのか?」

「ひっ!?ゾッ・・・ゾンビぃぃぃぃぃ―――――――!!!?」



訂正。

平気じゃないのもあるかも。



〔★凛にゾンビはNGだ★〕



「アハハ!悪い悪い、怖がらせちまったな?」

「ご、ごめんなさい・・・!」


うっかり悲鳴を上げれば、周囲の人達がこちらを見る。

これを映画館の中でやってしまったら、一緒にいる瑞希お兄ちゃんに大迷惑をかけてしまう。



〔★映画の制作側的には、イイね!のリアクションだ★〕



「心配しなくても、ゾンビを強制はしねぇーよ。つーか、凛が見たいと思うのがねぇーなら、俺が決めちまっていいか?」

「お、お願いします!」



瑞希お兄ちゃんの言葉にホッとした半面、彼が何を選ぶのか気になった。

考えて見れば、瑞希お兄ちゃんの好きな映画のジャンル、聞いたことなかったな。



(この機会に、真田瑞希様プロフィール情報を増やさないと!!)



〔★そのあつかい、アイドルにファンのようだ★〕



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