彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「つーことは、凛にとっては、ちょっと不本意なエンディングだったから・・・面白くなかったか?」

「そんなことないです!いろんな愛の表現が学べましたし、ヒロインの子が幸せになれたから良かったです!」

「凛は優しいなぁ~!そうかそうか、凛が満足できたなら安心だぜ!」

「はい、ありがとうございます♪」

「どーいたしまして♪」


心からお礼を言えば、彼は満足そうにうなずいてくれた。


(映画って良いなぁ~)


周りには他の人もいっぱいいたけど、2時間も瑞希お兄ちゃんの隣にいることができた。

瑞希お兄ちゃんの家で、DVDを見た時とは違う楽しさがあった。

映画を見ただけで、こんなに幸せになれるなら、また見に来たいと思う。



〔★凛は映画ではなく、瑞希によって幸せになっている★〕



「次は、アクション映画見ようぜ?俺、気になるハリウッド映画がってよ~」

「是非!お願いしますっ!ま・・・また『2人で』見に来ましょうね・・・!?」

「おう!約束な!」



一か八かの期待を込めて、『2人で』と言えば、OKの返事をくれる好きな人。



(瑞希お兄ちゃんとの映画鑑賞のお出かけ確約できたぁ――――――――!!)



心の中は狂喜乱舞と、ガッツポーズが止まらない!!



「楽しみだなぁ~」

「楽しみですぅ~♪」



すごく良い雰囲気のまま、並んで映画館を出る私達。


「さて、ゆっくり眠れたことだし、帰るとするか?」

「はい♪」


映画館で寝れたというのはどうかと思うけど、それで瑞希お兄ちゃんが元気100倍!笑顔100倍!になったのならいいよね!?


「凛、今夜も店の手伝い、よろしくな?」

「もちろんです!頑張ります!!」

「頼りにしてるぜ、看板息子ー?」

「えへへ♪」


ヨシヨシと頭をなでられ、期待の言葉をかけられ、顔の筋肉が緩む。

瑞希お兄ちゃんのおかげで、私も元100倍!笑顔100倍!になれた。



〔★凛の心身の栄養は、瑞希によって作られている★〕




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