彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)



「わはははは!キャラメル味のポップコーンの甘みと、いもの塩味が良いバランスだぜ~!」



食レポのように感想を述べると、先ほどのフライドチキンのように口の中にポップコーンを飲み込んでいく。


「あぁ!?ポップコーンが吸い込まれました!」

「掃除機か、こいつは。」


驚く私の横で、呆れたようにつぶやく瑞希お兄ちゃん。


吸引力で言えば、掃除機と呼んでもいいかも。

アレクサと呼ぶには、知能的に無理がある。

どちらにせよ、食いつくして片づけることには変わりないけどね・・・



(ホント・・・残飯処理機械だわ・・・)



あまりの食べっぷりの呆然とするしかない。

とてもじゃないけど、真似できないし真似したくない。



〔★ほとんどの人はそう思う★〕



「凛、平気か?」

「は、はい。大丈夫ですが――――――・・・百鬼さん、よほど空腹だったんですね?」

「食いしん坊の野獣のことは気にすんな。」


気まずい気持ちで伝えれば、同じく、気の毒そうな様子で返してくれた。



「じゃあ、帰ってきてすぐでわりぃーけど、開店準備、頼んでもいいかな?」

「はい。お任せください。」

「オイ!コラッ!俺様のことはもう終わりか!!?」

「瑞希お兄ちゃん、少し休まれてください。キッチンでコーヒーを作れるお方jは・・・バリスタは、瑞希お兄ちゃんだけなのですから。」

「大丈夫だ。凛を働かせて、俺だけ休んじゃいられねぇよ。それにまだ、見習いだからな?それこそ、しっかりしねぇとよ。」

「瑞希お兄ちゃんはしっかりしてます!」

「凛もだろう?」

「瑞希お兄ちゃん・・・!」

「凛・・・」

「だから俺様を無視するなやっ!!目の前でシカトしてんじゃねぇー!!」

「瑞希はともかく凛たんが・・・」

「だんだんと、瑞希に似てきたな。」

「可愛いから許すぅ~♪」



〔★瑞希のスルースキル、凛にも継承(けいしょう)されていた★〕


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