彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)


「凛、言え!やましいことがないなら教えろ!」

「・・・ごめんなさい。やましいクズの不良なので、言うべきじゃないです。」

「そんなことないっすよ!同じツッパリでも、男気がある不良です!何かあった時のために教えて下さいよ、凛さん!?」

「個人情報保護により、言いません。」

「りんどー!カンナの頼みが聞けないのかよ!?」

「プライバシーの関係で言いません。」

「わが君、個人情報もプライバシー意味は同じです。俺を仲間だと思っているなら、友情があるのでしたら、教えてください。それとも、そう思っているのは俺達だけですか?」

「その発言、『本当に愛してるなら、エッチな事させてくれるよね?』というデートDVする彼氏の言い分と同レベルに値すると、わかってますか?」

「ウェイウェイウェイ!わかったぜ~リンリン!俺にだけ教えてん♪俺とリンリンの超仲良しの仲だから、OKベイビー!?」

「親しき仲にも礼儀ありですよ、ちーちゃん?」

「あーいえば、こーゆー系!?」


〔★凛の口撃、仲間は誰も反論できない★〕


「なんだよお前!?やっぱりやましいことがあるのか、りんどー!?本当は学校行ってねぇんじゃねぇーのか!?」

「違うな!瑞希先輩は、凛道が中卒だとは言ってねぇ・・・!」

「俺もそう聞いた。それに『夏休みの宿題は終わった』って言ってたから、やっぱり学校は行ってるんじゃねぇ?」

「だけど吾妻殿・・・・僕らは、凛道蓮の宿題を見たことないよな?」

「あ!?言われてみれば・・・!?」

「どういうことだ凛!?」

「そ、それはですね~」


「うはははははははは!!わしの『カッフェ・ドルゾ』がキタ――――――――!!?」

「わあ!?」



ガバッと『何か』が私の背後から覆いかぶさる。


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