彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「可愛いで盛り上がってるところを悪いが、凛道。『ピンクレディ』には、『ドライジン』と『ウオッカ』が入ってるぞ。」
「え!?『ドライジン』と『ウオッカ』!?」
淡々と告げる獅子島さんに、思わず聞き返しながら、モニカちゃんとの手合わせの動きを止める。
それで私の手がモニカちゃんの手から離れる。
「ちょっとイオリーン!?」
モニカちゃんが不機嫌な声を上げたがそれどころじゃない。
「『ピンクレディ』には、その両方が、入ってるのですか!?」
「そうだ。」
それってつまり――――――――!?
「瑞希お兄ちゃんが好きそうなお酒ということですね!?」
「アルコール度数が高いと言え、ばかもの。」
〔★凛は瑞希基準の発言しかしない★〕
「まったく・・・何かといえば、『瑞希』、『瑞希』と・・・『真田瑞希』しか言えんのか、凛道?瑞希が好きだと決めつけるな。せめて、『ルシアン』と同じだと言え。」
「あ、失礼しました!おっしゃる通り・・・確認をおこたっていました!瑞希お兄ちゃん、『ピンクレディ』はお好きでしたか!?」
「うーん、好きでも嫌いでもねぇーから・・・・普通かな?」
「普通だそうです、獅子島さん!危うく、好きなお酒とインプットするところでした!ありがとうございます!今後は、しっかり確認していきまーす♪」
「・・・・・・良い根性してるじゃないか・・・・・・・」
「え!?な、なんか怒ってますか!?」
うっかりミスへのフォローにお礼を言ったのに、感謝した相手はなぜか殺気立っていた。
〔★凛のマイペース行動、伊織の機嫌を悪くした★〕