彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「あ、そーいえば、みーちゃんさ~!」
「あんだよ!?」
何かを思い出したかのような口調で、モニカちゃんが瑞希お兄ちゃんに問いかける。
野獣とヘビースモーカーへの一撃を終え、私の元に戻ってきた好きな人にモニカちゃんは聞いた。
「この前のハーブ!あれなんて言ったっけ?」
「え!?『この前のハーブ』って・・・MESSIAHが売ってた脱法ハーブのですか??」
「ぷっ!?キャハハハ!ちょ、やぁ~だぁ~♪凛ちゃんてば!」
「ばっか!凛っ!モニカが聞いてるのは、違法ドラッグじゃねぇ!酒の話だ!『イエローパロット』ってカクテルのことだ!」
「『イエローパロット』!?お酒!?カクテル!?」
「そうだ!アプリコットブランデーの入ったカクテル!『アブサン』って薬草が入ってんだよ。」
「あ、それでハーブと!?」
「そうだよ!」
(もう、モニカちゃんてば!紛らわしいなー)
心の中で文句を言えば、呆れ顔の瑞希お兄ちゃんに言われた。
「凛はいつまで、いつまでMESSIAHを引きずってんだ?ちゃんと切り替えてけよ?」
「す、すみません!連想ゲームみたいな感じで、つい・・・」
「別いいけどよ・・・。で?モニカはなんで、『イエローパロット』のこと聞くんだよ?まさか、使おうってのか?」
「ピンポーン♪ホールケーキ好きなら、甘口の黄色いオウムがおススメだと思ってねぇ~」
「『黄色いオウム』??」
「『イエローパロット』の別名だ。」
「そういうこと♪でも、やめとくわ~」
「あ?なんでよ?甘さ強めで、ジュースみたいに飲めたぞ?」
「問題は味じゃないの。ミーちゃんから正解を聞いて、カクテル言葉がNGだったからよ~」
「あん?」
「え?なんて言うんですか、モニカちゃん?」
「『だまされないわ』よ、凛ちゃん。」
「あ、それはだめですね~」
「でしょ~♪」
〔★だまそうとしてる側が使うには、不適切だ★〕