彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「オリジナルは、グラスのフチにレモンの果汁を付けるだけだった。でもねぇ~オイ知って評判になって広がっていくうちに~お店や好みによって、変わってったのよ~マラスキーノチェリーにカクテル・ピンが刺さってたりぃ~グラスのフチに砂糖をくっつけてるとかねぇ~♪」
「つまり・・・大福から、イチゴ大福に枝分かれしたようなものですか?」
「キャハハ!良い例えね~凛ちゃん!まぁ、美味しく飲み継がれてるってことには変わりないかな?」
「なるほど!それならなおさら、日本人が作った素敵なカクテルを悪用しないで下さい!」
「あん♪甘口な顔して、対応が辛口ぃ~♪だから凛ちゃん愛してるぅー♪」
「僕も後輩として、モニカちゃんを愛してます。」
「いやぁ~ん、あたしも愛してるぅ~!」
キャッと照れながらハグしてくるオネェさんを、無の心で抱き留める。
(・・・この愛してるの言葉が、瑞希お兄ちゃんからだったらどんなにいいことか・・・・)
〔★凛の心は、常に瑞希に向いている★〕
「おい、モニカ!凛をつぶすなよ!?」
「やだぁ~抱きしめつぶすぅ~!」
「やめろっ!」
(まぁ・・・かまってもらえるだけ、いっか・・・・)
モニカちゃんのハグから、必死で私を守って下さるだけ、幸せだと思う。
「わはははは!!だったら日本人らしく、日本の酒で勝負すっか!?」
「日本のお酒って・・・日本酒ですか?」
「わはははは!!まだまだお子様だな~凛助ぇ~!?果実の入った酒となれば、『梅酒』しかねぇーだろう!?」
「え!?梅酒ですか!?」
野獣らしからぬ健全な提案。
「おう!ロックで飲んでもらうんだ!!わはははは!!」
「ロックって・・・!?いや、あの・・・百鬼さんがおっしゃる梅酒って・・・梅干しの原料にもなって、健康に良いとされる、あの梅酒ですか?」
「わはははは!!その健康に良いが落とし穴よっ!!」」
確認をとる私に、邪悪な笑みを受け場ながら百鬼は言った。