彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「瑞希~凛たんへのアルコールマナーもいいけど、これから行くのはガールズ『バー』だぞ。うぜぇぐれー言うけどよぉ~酒の危険性を、『度数の高いカクテルについて』は、敵側の悪いお姉さんも理解してるはずだから油断はすんなよ?オメーらもそのつもりで構えてくれよな?」
「ちょ!?烈司さん!何度も申し上げますが、瑠華さんを悪いお姉さんって、決めつけないで下さいよ!?」
「それ言うなら、凛も決めつけてるぜ?相手の女が、良いお姉さんだってよ?」
「瑞希お兄ちゃん!?」
烈司の考えが問題なら、凛の考えだって問題だぞ?世の中、初対面の相手は必ず疑ってかかるのが安全な世渡りだ。いい方に考えすぎんじゃねぇ。疑い深いのは良くねぇが、凛は疑わなすぎる。もっと警戒することを覚えろ。」
「そ・・・!?それは・・・・そうですが・・・・でも、お兄ちゃん!」
「初代総長への異論は許さんぞ、凛道。」
「獅子島さん!?」
「相手の女が善悪どちらであろうと、そんなことなど承知の上で、『おねだりドリンク』を使うのだろう?そうでなければ、全員で行く意味がない。今夜の俺は金に糸目はつけん。しっかり飲ませて、飲んで飲ませろよ?」」
「そうよねぇ~凛ちゃんはノンアルコールを勧める担当にしたら~1人1杯で、最低は5敗じゃなーい?今まで話したうちのどれか1つでも飲ませられたら、こっちのもんでしょー♪」
「モニカちゃん!?」
「わはははは!!凛助の面倒見てくれた礼とでも言って、ボトルキープもすれば悪くはしねーぞ!!」
「百鬼さーん!?」
「よし!本日のATM、獅子島伊織さんの許可も下りた・・・!いいか、オメーら!!ただ酒な上に、自分の取り分と店の利益になるのが『おねだりドリンク』だ!多少ならばノンアルコールを・・・ソフトドリンク飲ませてもいい!最終目的は、鳴海瑠華の人間性を見極めること!凛に近づく相手の本音を知るためにも、出禁前提でガンガン攻めるぞっ!!」
「「「「おう!!」」」」
「みなさん、思っていたよりもヒドイのですが!!?」
〔★以上、ここまでに紹介したカクテルは、すべて『レディキラー』と呼ばれるアルコールドリンクなので大人になったら本当に気をつけましょう★〕