彼は高嶺のヤンキー様６（元ヤン）

「使える酒もだが、ターゲットが飲む飲めないかのあれこれを、今考えても意味ねぇーか。こういう時こその、占い師・烈司だよな？」

「そこはLEONって呼ぼうぜ～瑞希？」

「ちょ！？瑞希お兄ちゃん！これからお店に行くのに、占ってもらうんですか！？」

「この方が早いからな。」

「本人から聞く方が早いですよ！？むしろ、確実だと思いますが！？」

「で？どーよ、LEONせんせー？」

「スルーしないでお兄ちゃーん！！」

（そんなところも愛してるけど！！）



〔★瑞希の聞こえないふり、凛へのダメージは少なかった★〕



「はいはい、ととのいましたならぬ、占いました！1000％飲める口でゲス～♪」

「って、自分達に都合の良い結果を言ってませんか！？」

「ははは！そこはLEONを信じよーよ、凛たん♪ぶっちゃけ、『パステルカラー』のキャストちゃん達は、飲める飲めないが5分5分だからな～２分の１の確率だからねー♪てか、源氏名と本名を聞いた時点で、『酒が飲める女』だというお告げがあった。」

「どんなお告げですか！？」

「あら～！お告げが出たなら間違いなしね～！？安心だわ♪あーよかった！」

「うむ、杞憂だったな。」

「わははははは！！飲み比べもできるぜー！！」

「ええー！？なんでみなさん、あっさり信じちゃうんですか！？」

確かに烈・・・LEONさんの占いは有力だけどさ！



「俺は烈司を信じてるぜ、凛。」

「瑞希お兄ちゃん！？」




ツッコミを込めて言えば、瑞希お兄ちゃんが切り返してくれた。