彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「俺だけじゃねぇ。過去の経験からしても、みんなLEONを信じてる。持って生まれたもんもあるが、こいつはこれでちゃんと修行と勉強もしてる。凛もそのうちも、わかるようになる。」

「・・・占いがですか?」

「そこは烈司さんって人間についてだぜ~凛たーん♪」

「アホ!俺が凛に言いてぇーのは、『占い師・LEON』の方だ!今は信じきれねぇと思うが、大丈夫だからよ。な、凛?」

「わ、わかりました!瑞希お兄ちゃんがそこまでおっしゃるのでしたら・・・」

(大好きな人が『大丈夫』だと言うのだから、大丈夫なのかもしれないけれども・・・!!)


「ありがとな、凛。つーても、どうせ2分の1の確率だからよ~いざとなりゃ・・・・・・俺達には『黒子ファイブ』がある・・・・!だから凛は、何も心配しなくていいからな?」

「まったく安心できないお言葉なのですが!?」

(最後の最後で、何言いだすの!?)



〔★どんでん返しにもほどがある★〕



「瑞希お兄ちゃん、何する気!?なんでそこで、黒子ファイブが出てくるんですか!?お兄ちゃん達、黒子ファイブに変身してどうしようっての!?」

「非常事態宣言だ、凛。」

「時の総理よりも迅速に動きすぎですよ!?やめて下さい!お店で変身しないで下さいよ!」

「大丈夫だ、凛。オメーの前で変身するほど野暮じゃねぇ。」

「いやいや!隠れて変身してって言ってるんじゃないですから!!あと、その言い方だと、変身する前提になってるじゃないですか!?」



〔★ヒールヒーローに変身まで、カウントダウンが始まっていた★〕



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